dear chocolate２ (ページ12)

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ステージに上り何千人と言う人の前に立ち足は震えるし
それにヨンベが居る。

ヨンベに抱きしめられ
ヨンベの香りに包まれる。

(私にはヨンベしか居ない・・)

そう思えた。

差し出されたヨンベの手を取り
ステージに用意された 1人掛けの椅子に案内された。

私の手を取り目の前で王子様座り。

ステージ衣装がキラキラでステージの上のヨンベは輝いていて本当に王子様みたい。

見つめるヨンベの目を見ると
私は泣いてしまった。

ここはステージだと言うのに気持ちを伝えるのはここしか無い・・そう思えて・・
私は、自分の気持ちを偽りなくヨンベに伝えた。

私の言葉をヨンベは真剣に聞いてくれた。

視線を反らさず真剣にうんうん・・ってうなずきながら。

彼氏が芸能人って事がつらくてたまらないって事・・
好きになればなるほど遠くなる、ファンの子の方がヨンベに近い気がしてしまう･･･。

ヨンベが
「俺の気持ちは？俺は誰が好きなの？誰を愛してるの？俺の気持ち考えた事ってある？」

って・・

その瞬間、気落ちがぶぁーっと溢れて

「私にはヨンベしか居ない！ヨンベが好きなの！」

と、言った瞬間、目が無くなるくらいにくしゃ～っと笑って
私を抱きかかえた。

そしてマイクを通して

「皆さん！聞いて下さい！大事なお話ですっ」

「僕の彼女ですっ！本当の！プライベートでおつきあいしてる彼女です！」

って・・・何千人いるのかわからない程の人の前で、
ここに居るのは、ヨンベのファンで、みんなヨンベが大好きなのに･･･
こんな事をここで発表するなんて・・・