好きな人を奪うためなら ページ9
藍川side
石段から少し離れた場所
及 「ねぇ、麗奈…文化祭の話って？」
静かな木のほとりで、徹が小さく口を開く
藍 「後夜祭のイベント、一緒に出てほしいんだけど…」
及 「それって、カップルコンテストだよね？」
そう
青城には、文化祭の後に後夜祭があって
そのイベントが、カップルコンテスト
男女一人ずつのペアになって
どのカップルが“Best カップル賞”
に相応しいかを競う、毎年恒例のイベント
藍 「徹しかいないの！だからお願い!!」
手を合わせてお願いしても
及 「何を企んでるか知らないけど
俺は、毎年Aと出て優勝してんだよね」
と、言われ断られた
なら
奥の手使うしかないわね…
藍 「へぇー、この私のお願い断るんだ
なら、Aちゃんどーなっても知らないよ？」
クスッと笑いながら言うと
及 「Aは関係ないじゃん！」
顔色を変えて、声を張り上げる徹
バカみたい…
何、熱くなってんだか
藍 「正直言って、Aちゃん
邪魔なんだよね〜」
及 「それ、どーゆー意味？」
藍 「もう、気づいてるかもだけど
私…徹が好きなの
それに、Aちゃん徹と付き合ってるからって
最近、調子に乗ってるように見えるんだよね」
及 「……」
藍 「徹も思ってるよね？
私と徹なら、みんなに誇れる
“Best カップル賞”取れるって」
及 「俺が……」
さっきまで、私の言葉に黙っていた徹が
重たい口を開いた
及 「俺が…、麗奈と後夜祭のイベントに出れば
Aには、手出さないんだよね？」
藍 「もちろん！あっ、でも…
ただイベントに出るだけじゃダメ
その日まで、私の彼氏になって？」
ふふっ
私の真の目的はコレ
及 「わかった…」
藍 「じゃあ、今日からよろしくね？徹♪」
名残惜しく返事をする徹に
私は、触れるだけのキスをした
その時
ｺﾞﾄｯ
「え、徹…？」
Aちゃんがいた
及 「A…「行かないで…」」藍
追いかけようとする徹を
Aちゃんに見せつけるように抱きしめる
しばらくすると、そこには
Aちゃんの姿はなかった
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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隆∞忠love.木苺(プロフ) - 夕日★さん» そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2015年7月23日 15時) (
レス) id: b112ff1424 (このIDを非表示/違反報告)
夕日★(プロフ) - とっても面白いですね！更新頑張ってください。 (2015年7月23日 15時) (レス) id: 60b4252aa4 (このIDを非表示/違反報告)
隆∞忠love.木苺(プロフ) - 牛乳パンさん» コメントありがとうございます！
好きだなんて…嬉しいです(*´｀*)
はい、頑張ります！ (2015年2月14日 20時) (携帯から) (レス) id: c98435267b (このIDを非表示/違反報告)
牛乳パン - コメント失礼します！この小説好きです！更新頑張ってくださぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ楽しみでぇぇぇぇぇすぅぅぅぅぅ！ (2015年2月14日 20時) (レス) id: 62aa6322ab (このIDを非表示/違反報告)
隆∞忠love.木苺(プロフ) - フリーザ様さん» コメントありがとうございます！
どーでしょ？
楽しみに待っていてください!!
(2015年2月4日 15時) (携帯から) (レス) id: c98435267b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：排球産の木苺 | 作成日時：2015年1月25日 12時
