もぉ、無理だよ…。2【及川徹】

ドキドキ夏祭り ページ6

Aside


「お母さーん！浴衣の着付けしてー！」



階段を急いで駆け下りて
お母さんがいる、和室の部屋へと向かう



A母 「はいはーい、ちょっと待って
去年と同じ花柄でいいのー？」



「うん！」



今日は待ちに待った夏祭り



「ねぇ、お母さん」



A母 「うん？」



「お母さんは、お父さんと一緒に夏祭り行ったことあるの？」



A母 「そりゃあ、あるわよ
だってお母さん…夏祭り行った時
お父さんに告白されたのよ？」



「え、そーなの!?
その話もっと聞きたい!!」



A母 「帰ってきてからね？
はい、出来た！^^」



「ありがとう！じゃあ、行ってくるね！」



お母さんにそう告げ
慣れない下駄を履き、集合場所である
公園へ向かう



あっ、徹発見！



「徹ー!!」



そして、私の声に気づいたのか



及 「Aー！浴衣似合ってるよ？
可愛いー///」



って言いながら
勢いよく抱きついてきた



「ありがと//
徹もカッコイイよ？」



なんて言いながら、徹の背中に
自分の腕を回す



及 「A、目瞑って？」



「うん…」



言われた通りに目を瞑ると
私の唇と徹の唇が、静かに重なった



及 「あー！今日のA、可愛いすぎ!!」



と手で顔を隠す徹



「徹、そろそろ行こ？
私お腹すいちゃった ^^」



及 「もう、どんだけドキドキさせるの…//」



赤面してる徹の手を握って
私はお祭りが行われる、神社を目指す



神社の前を通ると
たくさんの人で賑わっていた



「人多いねー‥」



及 「はぐれないでよ？ 笑」



握りしめる手を強くする



「うん、でも…」



及 「でも…？」



さっきから気になる、女子からの視線


徹を初めて見る人も
学校で見る人も…
みんな、徹のファンになる


だから、彼女である私は
その視線が怖くて仕方がない



及 「もしかして、ヤキモチ？」



そっか
私、周りの女子に嫉妬してるんだ



「うん、悪い？//」



及 「ううん、全然！
むしろWelcomeだよ!!」



なんて言いながら笑う徹は
浴衣が似合ってて、目が合わせられない
くらいカッコイイ



「…バカ///」




心臓のドキドキ、保つかな…

その笑顔を俺だけに→←偶には騒がしくても

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あずきいろ

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8

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