陌壽ァ九r蠢倥l縺ェ縺?〒 ページ38
__僕達は、酷く曖昧で不安定な存在だ。
生きている訳でも、死んでいる訳でもない、ただ¨そこに居るように視えているだけ¨の存在。
実体なんてない、虚構の存在。フィクションな訳だ。「この物語はフィクションです」というのは「これは実在しない作り物の物語だが、それをまるで本物に見えるように作った話」とか、そういう意味になる訳だけれども。
僕達も、そんな存在。¨物語¨ではなくて¨存在¨なだけ。
思考もあるし、感情だってある。触れてもすり抜けたりなんてしないし、きっと体温だって普通にある筈だ。でもそういう作り物。
本物の生き物にはなれない、なろうとする事が許されない。そういった目的で僕達は創られた訳じゃないから。否、ここへ来た訳ではないから。
曖昧な存在すぎて、本物になんかなれるものか。
まず姿形だってマトモに定まらない。気付いたら、いつの間にか変わっている。「あれ、最初からこの姿だったかな」なんて、自分の事なのに、自分の記憶にさえきちんと残ってくれない。
自分の記憶にさえ曖昧にしか残らない存在を、周りの他の誰かが覚えてくれる筈もなくて、いつもいつも、大体¨初めまして¨¨誰だっけ?¨から始まる。
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死んでも生きてもいないから、そもそも僕達は¨生死¨の概念がない。幽霊だったら成仏だとか、そういうものがあるかもしれないけれど、僕達にはそれさえない。
血は出るし、痛いと感じる事が出来る。意識が薄れて、「ああ死ぬんだな」と思っても、それで終わり。
…何事も無かったみたいに、また、¨始まる¨。
ゲームの主人公の¨コンティニュー¨というのは、こんななのかなと、下らない事をよく思う。
でも僕達は別に¨主人公¨じゃない。
主人公だったのなら、皆から好かれて、人気者で、たくさん仲間がいて、望まれた存在で。或いは、最初はどんなに悲壮で悲惨でも、結局いつかは幸せになれて。
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ネーロの頁。(あったかもしれない物語にて登場予定)→←エトの頁。(復讐したい人はいますか?)
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緑 - 砂利道の石さん» おっ向こうで色々書いときますねー、コメントありがとうございます〜 (2020年1月27日 20時) (レス) id: 415ef305ab (このIDを非表示/違反報告)
砂利道の石 - えもえもですね!!よければ罪人についてもっと詳しく教えてもらってもいいですか? (2020年1月27日 19時) (レス) id: 58e7706d94 (このIDを非表示/違反報告)
緑 - まさかこれにコメントつくとはっ…ありがとうございます〜、これからも頑張りますっ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 415ef305ab (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 罪人が個人的に一番好きです。更新頑張って下さい。 (2019年12月28日 23時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜 緑 | 作成日時:2018年12月31日 20時