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仕事も兼ねて私の様子を見に来てくれた岩田さんと食事して、その時、臣さんの事を聞こうかなって思ったけど、それもなんか違う気がして…
そんな私の気持ちを分かってくれてる岩田さんも、特に臣さんの話題を出す訳でもなくて…

ただ、メンバーさんの近況報告の中に、たまに臣さんの話が出る程度。

それで満足だった。
元気そうだし、お仕事頑張ってるし




『今年中に帰ってくんの?』




『たぶん…リョウさんからも秋が終わる頃って言われたし、HIROさんからも忙しくなる12月には戻って来て欲しいって』




『そっかー(笑)皆待ってるよ』




『うん。』





いつもからかってばかりいた岩田さんが優しくて調子狂うけど、その皆の中に臣さんも入ってるのかなぁ?って顔がニヤける。





お仕事に向かった岩田さんと別れてぶらぶらと歩く。



忙しい岩田さんが、わざわざ私に会いに来てくれたんだから、Tシャツ1枚ってわけにいかなくなったな。



でも何がいいんだろう。



皆さん、何でも持ってるもん。
高級なやつを……




気張らず、私らしく


そう思って選んだ I♥️L.A.と書かれたマグカップ

I♥️L.A.縛り(笑)



これ見て、なんでだよーって笑う岩田さんを思い浮かべて一人でニヤニヤ。





それから夏が過ぎ、秋になり




リョウさんに呼ばれて帰国する日が決まった。



『ほんとはこっちに居て欲しいんだけど
HIROさんから早く返してって催促されちゃったからな』




11月20日



私は日本に帰ることになった。

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年7月21日 23時

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