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それからの私は、やる気の塊(笑)



他のスタッフやリョウさんにも


『Aどうした!?』


って言われるくらいに(笑)




リョウさんのアシスタントでいろんな現場に出入りさせてもらって、今までの私じゃきっとこんな経験出来なかっただろうって思うくらいに勉強になることばっかり。



HIROさんからも直々に

『将来、メイク班を任せられるぐらいになってきてよ!』

なんて言われて、プレッシャー半端ないけど、いつまでも薫さんのヘルプするわけにもいかないもんね。


目で見て勉強して、メモもちゃんと取って…
こっちに来て一年半、私のメモ書きノートは6冊目が終わった。



リョウさんから、秋が終わるぐらいに日本に帰れると言われた。

嬉しいのと寂しいのとが混ざって、ちょっと複雑な気分。


今まで仕事ばっかりだったから、次のプロジェクトまで休暇を頂いて観光にも精を出す。

とはいっても、お土産を見て回るのがメインなんだけど(笑)



そんなある日、リョウさんから電話があった。



『日本からお客さんだよ』




もう、思い浮かぶのは臣さんしか居なくて、文字通り転がるように走ってスタジオに向かった。




スタジオのドアをバターンと開けて、振り返った人物を見て固まる。



『もー、紛らわしい』




『はぁ!?(笑)』




『来るなら連絡くださいよ』




『ふん!お前、絶対臣さんだと思ったろ?』




悪いか!



『臣さんしか思い浮かばなかったのに』




『まぁいいじゃん(笑)メシ行こう』




私をびっくりさせて満足した岩田さんはご機嫌さんでスタジオを出ていく。



はぁーーーー



その後ろをガックリ肩を落として歩く私。


前を歩いてる岩田さんの肩がふるふる震えてて、ムカつくから後ろからタックルしてやった(笑)

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年7月21日 23時

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