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どうしてこうなったかというと……
ユノ様を見て興奮が最高潮になった私が
ペラペラと話の脈略なんかぶっ飛ばして話したから。
『あ!私 ユノ様と同じ誕生日なんです
すごーくファンです。ダンスもキレッキレだし
歌声も素敵で……優しくて、礼儀正しいって読みました!』
呆気にとられてる隆二さんと、ニコニコしてるチャンミン王子
そしてびっくりしてる愛しのユノ様。
『ありがとうございます。写真ですか?』
『いえいえそんなご迷惑ですから』
いきなり紳士になった隆二さんが勝手に断ってて泣きそうになった。
『大丈夫ですー。一緒に撮りましょう』
ユノ様に肩を抱かれて1枚。
『あ、あの厚かましいついでに、このプレートの前でもいいですか?』
『いいですよー』
そしてユノ様と二人、プレートの前でパチリ。
『あ……チャンミン王子とも撮りたいです』
『僕ですか?僕は王子じゃないですよ(笑)』
蕩けるような笑顔の王子様にデレッデレになりながらパチリ。
そして最後にプレートの前で二人に挟まれてパチリ。
『ありがとうございました!』
『あ!その写真、僕にも送ってください』
は?
現像してですか?
ほらほらって携帯を差し出したユノ様にビビる。
『ちょっと借りますね』
何やら操作したユノ様から戻ってきた私の携帯
マジっすか?
『ここに送ってください!可愛いスタッフさんと写真撮ったって友達に自慢します』
『へ?あ……』
『どうしたのかな?じゃあ僕がやります』
ユノ様は私の携帯から自分の携帯に写真を送り満足して返してくれた。
『あ!あの、連絡先 悪用しないんで残しておいていいですか?き、記念に……』
『いいですよ(笑)』
『ヒョン、僕のにも送ってくださいね』
夢のようなひとときだった。
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作者名:花梨 | 作成日時:2018年3月9日 23時