SnowDropと空の下 (ページ38)

今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:228,088 hit

038 ページ38

てかさー、さっきまで隆二と電話してたくせに、俺にはLINEで返してくるあたりも気に入らないよね。

こうなったら、アイツが電話してくるまで、絶対してやんない。

臣さん拗ねちゃったからね！知らないよ？

と、携帯に念を送るがピッとも鳴らない(泣)

だーっ！

くそっ！

さっき決めたばかりなのに、発信をタップしちゃったよ

『もしもし？臣さん？』

ちょっと眠そうな声も可愛い
じゃなくてっ！

『なんでLINE？』

『え？あ……LINEだったから……』

『声聞きたい！とかないの？』

『……だって、会いたくなっちゃいますもん』

俺もー！

じゃなくてっ！

『あのインスタどういうこと？』

『インスタ？私の？ですか？』

『ちげーし！東方神起の！』

『……あ！少し前、訪ねて来て下さって…
スタッフさんと一緒に食事に行きました』

うんうん。
そうだろうと思ったけど……
ここで疑問が出るよね当然。

『なんでAがそっちにいるって知ってんの？
連絡取り合ってんの？』

『違いますよ！隆二さんから聞いたって……』

は？

いつの間にか移動してる隆二の背中を思いっきり睨み付けた。
余計な事言ってんじゃねぇーよ！天然ネコネズミ！

『ふぅーん。メシ食っただけ？』

『そ、そうですよ。あの日お会いしただけです。疑ってますか？』

『いや……そういうわけじゃなくて……』

『臣さん……私、浮気なんてしませんよ？』

分かってんだけどさ、会えないって結構辛いのよ。
臣さんの臣くん、干からびそうだしさ。

『うん。分かってるよ』

『臣さんは大丈夫ですか？』

『は？』

『仲良しのスタッフさん、いるんですよね？』

は？誰のこと？

『何言ってんの？お前……』

『いえ……なんでもないです』

『なんでもないって……言いたい事あるなら言えよ』

『大丈夫です…………あの、明日も早いから、寝てもいいですか？』

あ……そっか。
あっち夜中だったわ

『ん。お前が何心配してんのか分かんねぇけど……大丈夫だから。おやすみ』

『はい。おやすみなさい』

なんかモヤモヤすんなー