解決 ページ42
「そうだったんだ…」
ナツメが同情し、悲しそうに言う。…あの大女妖怪、ジョゴラって名前だったのか。それに、折角だし…
「…ねぇ、私たちでチヨコを作った女の子を探さない？」
「えっ？」
「そうだな。安心して、俺たちがすぐに見つけるから。」
「…よ、よろしくお願いします！」
チヨコは律儀に頭を下げた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「見つからない…」
「昨日から探してるんだけどなぁ。そう簡単にはいかないよな。」
「…すみません。私がもっと昔のことを覚えてたら…」
チヨコは申し訳なさそうに俯いた。が、ナツメは明るく笑って言う。…それにしても、何で…
「気にしないで、もう少し頑張ってみよう！ ね、A！」
「え！ う、うん。」
突然話を振られ、驚いてしまった。ナツメに何故近付いてはダメなんだろう… その事を考えていた。
(…もう少ししたら話すからの。A。)
…。
「姫!!!」
「「うわっ!!!」」
また突然後ろから声をかけられ、驚く私たち。…酒呑ハルヤか。
「また出た！」
「いきなり出てくるなよいきなり!!」
「ならば今度は徐々に出てくるか？」
「…そういうことじゃない。」
今のはボケと受け取っていいのかな。何故そうなるんだ…
「酒呑くん、何しに来たの？」
「はっ。姫と弐の姫がお探しのご婦人はあちらに。あのご婦人が、姫と弐の姫がお探しの人物です。」
ハルヤは、河原の方向を指した。そっちを見ると、老夫婦が歩いていた。とても優しそうだ。
「その妖怪が生まれたのは、ざっと50年前のことだ。」
「…調べてくれてたなんて。ありがとう、酒呑くん！」
「素直にすごいわ。…よく見つけられたね。」
「あっ… 姫にありがとうと言われ、誉められるのがこれほど嬉しいとは…」
ハルヤは大袈裟に振り向き、胸に両手を当てて感動してる。とりあえずほっといて、老夫婦の様子を見る。
「今日はバレンタインデーね。…これ、バレンタインのチョコ。」
婦人は、チョコの入っているであろう箱を、お爺さんに手渡した。
「ああ、ありがとう。」
「あなた、私が初めてチョコをあげたとき、あなた私の事が嫌いなのか、不安だったんですよ。
ああどうも… なんて、そっけなかったから。」
「いや、照れくさくてドキドキしとった。もったいなくて食べれなくて… とっておいたら、だめにしてしまった。」
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スプラMOMIZI(プロフ) - ポンズイさん» コメントありがとうございます！忙しいためたまにしか更新できませんが頑張ります(^^) (2019年6月27日 7時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ(プロフ) - この作品を読ませて頂きました！本当に面白いです！！これからも更新頑張って下さい！！更新楽しみです！！（＾ν＾） (2019年6月25日 19時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - 真利奈さん» コメントありがとうございます！フクロウいいですよね…かっこいい… これからもよろしくお願いします（＾◇＾） (2018年8月10日 8時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
真利奈 - 私、フクロウが好きなので生きていて良かったです！とても面白い作品なのでこれからも更新するのを頑張って下さい！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: a3edb60187 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます！なんなんでしょうねあの方ねぇ、これからもよろしくお願いします(^∀°) (2018年8月9日 12時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
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