彼らとの繋がり ページ41
ミッチーは女をみると、ナツメからの(愛の)チョコレートだと勘違いをしている。女は不審そうにこちらを振り向く。そりゃそうよね。
「違う！ 妖怪!! 早くなんとかして!!!」
「かしこまりました〜ｯ!!」
ナツメに言われ、ミッチーはシャドウサイドになり、女に突っこんでいく。が、あっという間に大量のチョコをぶつけられて動けなくなった。
「今度は僕が！ 憑依、幻魔・五右衛門！ 我に力を！」
「ハア〜ッ！ 五右衛門・見参！ …やや？ お主は…」
五右衛門は、私の方をみて首を捻った。が、すぐに思い出したように明るい顔をして近寄ってきた。ひざまずいて、私の手をとる。
「昼梛っ娘が言ってたのはホントだったのか。お主、Aであろう？」
「う、うん。」
「俺ぁ昼梛っ娘に恩があるんだ。その時、後世に生まれるAって小娘を守るってあいつに約束したんだ。
昼梛っ娘… の子孫よ、お主は俺が命を懸けてでも守り通すからなァ！」
「…よろしくね、五右衛門。」
「おうよ！ はあ〜っ、天昇乱舞斬！」
五右衛門はコマのように回転し、女の攻撃をはね飛ばして突っこんだ。女の体は斬れたが、すぐに復活してしまった。
「ええいクソ！ なんじゃこのベタベタは！」
五右衛門の体にチョコレートがまとわりついて、離れない。ナツメは慌ててシャドウサイドのふぶき姫を呼び出した。
ふぶき姫は女に大量の冷気を浴びせる。女にヒビが入り、粉々になった。すると回りが明るくなり、元の場所に戻っていた。
戻る直前、嫌な気配と共に黒いオーラが空に昇るのが見えた。あれは空亡… みたいだった。
「空亡ウイルス…」
ナツメがそう呟いた。そうか、悪意を集めてるのかな。もしかして。ショコラティエさんたちも戻ってきているし、一件落着かな。
すると、ナツメたちの背後に光が現れ、その中から小さな女の子が出てきた。
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私たちはアキノリの家に戻り、その小さな妖怪から話を聞きはじめる。日は暮れて、夕方になっている。
「私はチョコ妖怪のチヨコといいます。私は、バレンタインのチョコとして生まれました。でも… 箱から出されることはなく、だめになってしまったのです。
せめて普通のチョコだったら食べてもらえたかもしれないと言う悔しさから、バレンタインを憎む妖怪『ジョゴラ』になってしまったんです。」
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スプラMOMIZI(プロフ) - ポンズイさん» コメントありがとうございます！忙しいためたまにしか更新できませんが頑張ります(^^) (2019年6月27日 7時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ(プロフ) - この作品を読ませて頂きました！本当に面白いです！！これからも更新頑張って下さい！！更新楽しみです！！（＾ν＾） (2019年6月25日 19時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - 真利奈さん» コメントありがとうございます！フクロウいいですよね…かっこいい… これからもよろしくお願いします（＾◇＾） (2018年8月10日 8時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
真利奈 - 私、フクロウが好きなので生きていて良かったです！とても面白い作品なのでこれからも更新するのを頑張って下さい！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: a3edb60187 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます！なんなんでしょうねあの方ねぇ、これからもよろしくお願いします(^∀°) (2018年8月9日 12時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
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