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彼らとの繋がり ページ40

「なあ、まだ襲われてない洋菓子店に行こうぜ! 犯人を待ち伏せするんだ!」

「そうしよう!」

私たちは店を出て、他の洋菓子店に向かって小走りをした。すると、…前から酒呑ハルヤ。

「姫、弐の姫、お急ぎでどちらへ?」

「うわ〜っ…」

「出たよ酒呑童子…」

ケースケくんとアキノリが呆れたように言う。でも、気にせずハルヤは続けた。

「あなた方の行かれるところ、私も常にお供致します。」

「すぐそうやってひざまずかれるの、恥ずかしいんですけどっ!」

ナツメが突っ込む。うーん、そりゃ正論だ。

「しかし、姫に仕えるものとしては…」

「いいから立って! どうして私たちに付きまとうの?」

「付きまとっているのではなく護衛です、姫! 弐の姫! 姫が覚醒をされたら、私と共に妖魔界を支配していただきます!

弐の姫も、我らと共に妖魔界を支配させるのです!」

げっ、話がこっちにも来た! ナツメは、ハルヤをにらみながら強く言う。

「だから、支配なんてしないってば!!」

「私もよ、何度もいってるでしょ。そこをどいて。忙しいの。」

「…忙しい?」

眉をひそめたハルヤに、トウマとアキノリが答える。

「僕たちは、消えたショコラティエさんたちを助けなきゃいけないんだ。」

「だからもう、ついてくんなよな。」

「わかったらどいて。これ、姫の命令!」

「! はっ、どうぞ姫! 弐の姫!」

「…ほんと、姫の言うことは素直に聞くよな…」

アキノリが悪態をつきながら通る。サイトをチェックし、この先の洋菓子店は被害に遭ってないことを確認する。

が、その直後に男性の悲鳴が聞こえた。すぐに駆けつけると、店からチョコが垂れている。不気味な妖気を発していて、色も不気味でとても不味そう。

さらに店からチョコが大量に流れ出てきているのを見て、ケースケくんが悲鳴をあげた。チョコを踏みながら、店からショコラティエが出てきた。

「た、助けて…」

が、あっけなくチョコに飲み込まれてしまった。悲鳴が途切れ、回りの雰囲気が変わり、チョコは大女の形になった。女は美人だけど、どこか冷たさを感じる。

「憎い… バレンタインが憎い… バレンタインに関係するものは皆消してやる!!!」

ナツメはジバニャンを召喚したが、チョコに絡めとられてしまう。続いて現れたのは… ミッチー。

本人曰く、ナツメからチョコを貰うに相応しい姿になるため鍛えてたらしい。…あまり変わってないけどね。

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スプラMOMIZI(プロフ) - ポンズイさん» コメントありがとうございます!忙しいためたまにしか更新できませんが頑張ります(^^) (2019年6月27日 7時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ(プロフ) - この作品を読ませて頂きました!本当に面白いです!!これからも更新頑張って下さい!!更新楽しみです!!(^ν^) (2019年6月25日 19時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - 真利奈さん» コメントありがとうございます!フクロウいいですよね…かっこいい… これからもよろしくお願いします(^◇^) (2018年8月10日 8時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
真利奈 - 私、フクロウが好きなので生きていて良かったです!とても面白い作品なのでこれからも更新するのを頑張って下さい! (2018年8月9日 23時) (レス) id: a3edb60187 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます!なんなんでしょうねあの方ねぇ、これからもよろしくお願いします(^∀°) (2018年8月9日 12時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅ゆずりは | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月8日 19時

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