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第伍拾玖話 ページ11
A視点
『私が、普通の女の子、、？』
「そうだよ、友達がいたら普通の女の子じゃないの？」
そっか、そうだよね。何勝手に決めつけているんだろう、笑っちゃうな。
『ありがとう、少しだけど心の靄が晴れた気がするよ。』
ユウには感謝だ、私の不安を晴らしてくれる。
でも、不思議な人。ふわふわしてて、すぐに消えちゃいそう。
なんだかしのぶを思い出すな〜とか考えた。
昔だったらこんなこと思いもしなかったのに。環境が変わったからかな、正義感に縛られなくなったからかな。
そんなことを考えるのをやめたくて、長椅子から立った。
『ご飯、作るね。』
生徒でもないのにここに住ませてもらっているからには、家のことくらいしなきゃ。
少しはお礼になっていたらいいのだけど。
にしても、よく白米なしで生活できるな。この世界はぱんっていうのを食べているらしい。
食生活が変わるのには慣れていないから少し困っているの。
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雨中猫 - たのしみ (2022年1月19日 20時) (
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作者名：緩瀬ねむ | 作成日時：2021年1月9日 14時
