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次の日、また昼過ぎに目を覚ました。
シゲに注意されたのに全然直す気のない自分に呆れる。
携帯を確認すると、
｢昨日はごめん、時間あったらあとで電話しよ｣
とふみちゃんからLINEがきていた。
ふみちゃんは謝らなくていいのにと思ったら
すぐにでも話したくて、そのまま電話をかけた。
｢もしもし｣
｢ふみちゃん！｣
｢ちょっとまたこんな時間まで寝てたのー？｣
ふみちゃんの明るい声を聞いて
安心やいろんな感情がごちゃ混ぜになって
私が泣いてしまう。
｢そうだけど、うっ･･･昨日はっ･･･｣
｢ちょっと何泣いてんの？
ごめんね？すごい気にしてくれてたんでしょ？｣
｢だって･･･私、なんにもできなかった｣
｢いいよ、めちゃくちゃ心配そうな顔ずっとしてたの知ってるから。
むしろ心配かけてごめん。
しっかり小瀧に話聞いてもらって
八つ当たりさせてもらったからもう大丈夫だよ｣
｢でも･･･｣
｢大丈夫！私が楽しい雰囲気ぶち壊したんだから。
八つ当たりしたのに流星にまで謝られちゃったよ｣
｢ふみちゃん、大丈夫なの？｣
｢もう平気！私、結局あんなこと言いながら
神ちゃんに好かれたかったんだなって思ったよ。
でも、もうほんとに。好きな人の幸せを願おうって思えたからいいの｣
｢それって｣
｢諦めるわけじゃないよ！
待つ！時が来るのを、どしっと構えて待つことにした！｣
｢･･･ふふっ｣
｢何？笑うとこじゃないけど！｣
ふみちゃんらしいなと思った。
正直で、素直で、率直で、私とは正反対の
大切な友達。
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作者名：ひろか | 作成日時：2019年10月28日 18時
