検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:58,762 hit

21 ページ21

シゲとの食事はいつも通り楽しかった。


心は充たされているはずなのに、
夏の予定をなんとなくはぐらかされたような気がして少しモヤモヤする。


シゲが所属するフットサルサークルに誘ってくれたのは嬉しいけれど、2人でどこかに行くことはできないよと言われてしまったような気がした。


やっぱり私ってなんにも意識されてないのかな?


そろそろ進展があってもいいんじゃないのと
ふみちゃんに言われたことを思い出す。


一緒にいられるだけで楽しいと思っていたのに
なんだか私は欲張りになってしまったみたいだ。


毎週のように食事に行けるだけでも
充分幸せなことなのに。


まだ出会って3ヶ月程しか経っていないのに。


シゲの気持ちがほしいと思ってしまう。


一人暮らしの家に帰ると、急に寂しくなった。
真っ暗な部屋に電気をつけ、夏のジメジメした暑い空気が鬱陶しくてクーラーをつける。


リモコンをベッドに放り投げ、
私もそのままどさりと横になった。


服についた焼鳥の煙の匂いが鼻をかすめる。


なんだか胸が詰まって泣いてしまいたい気持ちになった。

22→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
191人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅 , 小瀧望   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひろか | 作成日時:2019年10月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。