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シゲとの食事はいつも通り楽しかった。
心は充たされているはずなのに、
夏の予定をなんとなくはぐらかされたような気がして少しモヤモヤする。
シゲが所属するフットサルサークルに誘ってくれたのは嬉しいけれど、2人でどこかに行くことはできないよと言われてしまったような気がした。
やっぱり私ってなんにも意識されてないのかな?
そろそろ進展があってもいいんじゃないのと
ふみちゃんに言われたことを思い出す。
一緒にいられるだけで楽しいと思っていたのに
なんだか私は欲張りになってしまったみたいだ。
毎週のように食事に行けるだけでも
充分幸せなことなのに。
まだ出会って3ヶ月程しか経っていないのに。
シゲの気持ちがほしいと思ってしまう。
一人暮らしの家に帰ると、急に寂しくなった。
真っ暗な部屋に電気をつけ、夏のジメジメした暑い空気が鬱陶しくてクーラーをつける。
リモコンをベッドに放り投げ、
私もそのままどさりと横になった。
服についた焼鳥の煙の匂いが鼻をかすめる。
なんだか胸が詰まって泣いてしまいたい気持ちになった。
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作者名:ひろか | 作成日時:2019年10月28日 18時