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｢まぁ、いいや！とりあえず合同誕生日会の企画はこのメンバーで！｣
｢いや、俺祝われる方！｣
｢提案したんだからあんたも入るでしょ！
小瀧にはサプライズにならないんだから｣
のんちゃんは不満そうな顔をしていたけれど、しぶしぶ了承していた。
口を挟む間もなく、2人が計画の案を出し合っている。
やっぱ仲良いな〜なんて思いながら会話を聞いていた。
シゲの誕生日が祝えるのかぁ。
喜ぶ顔が見たいなぁ。
シゲからありがとうって言って貰えたりしたら、すごく嬉しいかも。
結局、話は全然まとまらなかった。
神ちゃんが夏休みは地元に帰るだろうから、日程がわからなければどうしようもない。
あーだこーだ言っていたわりには初歩的なところでつまずいた。
次の授業の移動のために、私は少し早めにその場を離れた。
｢ねぇ、小瀧。どうすんの？｣
｢わかっとるけど。さすがに鈍すぎん？
ちょいちょい好きアピールしてたで？｣
｢いや、できてなかったけど｣
｢そう思うんやったらもうちょいAに押してくれたってええやん！｣
｢それもなんか白々しいじゃん。
まぁ、でも私はあんたを応援するよ｣
｢ふみみんが純粋に俺を応援してくれるのもなんか怖いっ！｣
｢じゃあ、しない！
けどなんていうかさ。
私、シゲにはちょっと思うところがあるんだよ｣
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作者名：ひろか | 作成日時：2019年10月28日 18時
