キャンパスライフ (ページ14)

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そんな私に追い討ちをかけるかのように

｢あ、そや！迷惑やなかったらなんやけど
5限終わり飯でもどう？時間ある？｣

｢え！うん！大丈夫！｣

｢そっか、よかった～～
そしたら授業終わったら連絡するわ
じゃ、またあとで｣

そう言って手をひらひらっと振った重岡くんは隣の教室に入って行った。

いや、もう心臓が持たない！

あんなにさらっと連絡するなんて言われると、なんだかとても近い存在になれたような気がしてしまう。

私がゼミ飲みのあとに連絡するのを悩んでいたのがばかみたいだ。

もしかして重岡くんも私と仲良くなろうとしてくれてたりする？

さすがにそれは調子乗りすぎか。

それからあまりにも長い90分を過ごした。

そわそわと時計を見ても時間は全然進まないし、
さっきの重岡くんとの会話を思い出しては
うわぁああってなって足をジタバタさせたくなる。

そんなことの繰り返しをしていたら
授業が終わる10分前にLINEがきた。

｢俺もう終わった～！教室の前で待っとる｣

重岡くんからの初めてのLINE。

しばらくトークルームを眺めて
これは現実なのか、ほんとに？なんて
自分に問いかけながら慌てて返事をした。