【銀魂】進め。 (ページ2)

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二歩ページ2

「えーっと、この作者が何を伝えたいのか３０文字以内で説明しなさい...ほら出たよ。」

例の面倒くさい問題にぶち当たりやる気が失せたAは、シャープペンを置いて伸びをした。

伸びをした体制でしばらくボーっと天井を見つめる。

数秒の沈黙があったあと、教室の入り口からガラリと音がしてモジャモジャ頭のサングラスをした男が入ってきた。

？「どうじゃA！進んどるか？」

数学の担当の坂本辰馬先生だ。

銀「だまれ毛玉男。こっちは今忙しいんだから邪魔すんな。お前が来るとろくなことがねえ。」

片手でシッシと払いながら、露骨に嫌な顔をする銀八をよそに、ボリュームのある髪の毛を揺らしながら意気揚々とした足取りでAと銀八先生に近づいてくる。

その手には三センチはある分厚いコピー用紙を持っていた。

嫌な予感がする...。

辰「ほーれ！Aがまた赤点とったちゅうことじゃけ、サービスして陸奥に頼んで刷ってもらっちょいた！」

机の上にコピー用紙が置かれ、坂本は笑顔で職員室に帰っていった。

いつも笑ってるが鬼畜な部分もあるらしい...。

銀「お前...国語だけじゃなくて数学まで...。」

呆れた顔でこちらを見る銀八。

「いやぁ...ま、まだこれだけじゃないっていうかー、何というかーハハハ」

苦笑いを浮かべながら銀八と分厚い問題用紙に向き直り絶望する二人の後ろから、またガラリと音を立ててお尻をさすりながら男が入ってきた。

？「イテテテ、お前のせいでまた痔が悪化してきたぜ全く。」

常日頃から痔を患っているらしいこの先生は服部全蔵先生。

日本史の授業を担当している。

こちらも分厚いコピー用紙を持って近づいてきた。

先ほどの三センチほどの分厚いコピー用紙に更に分厚い用紙が追加された。

全「さっきも言ったけどな、お前のせいで痔が悪化したんだぞ！責任もって俺のケツに薬を」

パァァァン！！

全「だあぁぁぁぁぁぁぁぁ！？！？！？！？」

言い終わる前に銀八先生とAからのドロップキックが全蔵のケツに炸裂した。

銀「気持ちわりーこと言ってんじゃねーぞコノヤロー！！帰ってからの飯がまずくなるだろうが！！」

「塗ってやってもいいけどそのまま機能しないようにしてやんぞコラ」

床に転げまわる全蔵を軽蔑した目で見つめながら銀八とAは冷ややかに言い放った。