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友達はずっといなかった。
友達になれそうだと思っても、
ごめんね、なんて気まずそうな顔をして離れていく。
いつもそうだ。
｢Aちゃんのところはどうして
お母さんもお父さんも来ないの？｣
｢そんなことを聞いてはだめ｣
｢親子遠足すら来ないなんて･･･｣
｢ねぇ、かわいそうに｣
｢Aちゃんと仲良くしてはだめ｣
｢ごめんね、ママにAちゃんとは仲良くしちゃだめって言われたの｣
｢あんたんち、親両方とも不倫してんでしょ？
そういう親から生まれたあんたも
人の男取るような人間になるんじゃない？｣
｢否定しないんだね、あはは｣
こんなことは散々言われてきて
もう慣れてしまった。
｢大丈夫？あんな言葉は気にしなくていいのよ｣
｢うちのクラスに1人問題抱えてる子がいて
大変なんですよね〜｣
｢大丈夫だよ、私と一緒にいよう｣
｢ごめん、Aといると私まで虐められるんだよ。全部あんたのせい！｣
私に優しくする人間は、
いつも上っ面の言葉だけを私に投げかけて満足する。
まるでいいことをしたかのように。
人助けをしてあげたとでも思っているかのように。
でも、どうせそいつらも離れていく。
全てを私の責任にして。
だから他人なんて、信用しない。
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ひろか(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！続き頑張って書かせていただきます！ (2020年2月5日 2時) (
レス) id: 666f2b8af5 (このIDを非表示/違反報告)
あい - めっちゃスラスラ読めました！続き楽しみですー！ (2020年2月5日 0時) (レス) id: 962e1b28b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろか | 作成日時：2019年11月12日 23時
