台本 ページ6
＿＿＿＿＿＿＿次の日
キーンコーカーンコーン・・・
放課後を伝えるチャイムがなる
教室にはしゃべっている人や帰る準備をしている人と、なかなか落ち着かない
まあ、いつものことではあるが
(さて、私も帰ろ＿＿＿)
「音羽さん！私今日、委員会の仕事があって・・・ごめんだけど、この本、図書室に返してきてくれない？」
そう声をかけてきたのは、後ろの席の東さんだ
東さんの手には、たしかに借り物らしき本が二冊ある
(今日は特に用事ないし、いいかな)
『うん、いいよ。委員会がんばってきてね』
私が言うと、東さんは「うん！ありがとー」と小走りで教室から出ていった
(さて、私もちゃっちゃと終わらせちゃおう)
私は鞄と東さんに渡された本を手に、廊下に出た
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(えーと・・・これは・・・どうすればいいんだろう)
立ち尽くす私の前には、落ちている台本。図書室にいく途中、たまたま落ちているのを見つけてしまったのだ
(んー・・・やっぱり本人に届けた方がいいよね)
それにしても台本が落ちてるなんておどろいてしまった
本人はきっと困っているはずだ。早めに届けないとまずいだろう
台本を拾い上げると、なんだか懐かしい感覚に襲われる
(ああ・・・懐かしい。台本ってこんな感じだったな・・・ってだめだめ！本人が困ってるかもしれないんだから、早く届けないと)
どこかに名前が書いてあれば手っ取り早いのだが・・・
(仕方ない、これも届けるため！)
そう考え台本を開いた
そして、私の目に飛び込んできた物は＿＿
『 錬金術師・・・？』
どうやらこの物語の主人公が錬金術師のようだ
“錬金術師は思いました。
＿＿＿＿僕もこんな風に、素敵なショーをしてみたい！”
『・・・！』
(そうだ・・・私も・・)
「おや、それは・・・僕の台本じゃないか」
『え・・・！』
声がして振り返ると、紫髪の人がこっちに歩いてきていた
口振りから察すると、どうやら台本はこの人の物のようだ
『え、あ、違うんです！落ちてて、届けにいこうと・・・』
「ふふ、分かっているよ。拾ってくれてありがとう」
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ののは - わかめんぬさん» 控えめに行っても神なんですか！？ありがとうございます☆ (2021年1月7日 15時) (
レス) id: 1dc283fa56 (このIDを非表示/違反報告)
わかめんぬ - プロセカ小説あさりに漁ってて見つけました！！控えめに言って神☆ (2021年1月7日 11時) (レス) id: 73a8997ce1 (このIDを非表示/違反報告)
ののは - ないとすかい。さん» まだまだですよ！絵を描くのが好きなだけです☆喜んでいただけて何よりですよー！ (2021年1月2日 11時) (レス) id: 1dc283fa56 (このIDを非表示/違反報告)
ないとすかい。(プロフ) - とっても神絵師様で驚きました…！新年早々ありがとうございます…(土下座) (2021年1月2日 10時) (レス) id: 895441d751 (このIDを非表示/違反報告)
ののは - ないとすかい。さん» 好きなんてそんな・・・照れます☆←更新頑張っていきますねー！ (2021年1月1日 13時) (レス) id: 1dc283fa56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののは | 作成日時：2020年12月28日 20時
