持続不可能な恋 (ページ10)

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＊おんぶページ10

二宮和也side

「寝ちゃいましたね」

実咲「飲み過ぎると寝ちゃう癖があって…介抱できます？」

「介抱って…俺ん家女を呼べるような家じゃないんでね」

実咲「あ、でも、確かAの家お兄さんいるから連絡すればいいかも」

・

スマホを取って、勝手に指でパスコードを突破する

連絡先からお兄さんを探して、電話し始めた

実咲「あ、お兄さん？あたし、Aの友達で同じ職場で働いてる実咲です。Aがちょっと酔い潰れてしまって、お迎えに来れないかなーと」

潤「好きなら家に連れて行けばよかったのに」

「好きになったら慎重になってしまうんです」

実咲「あ、じゃあ彼の友達にお届けしてもらうので…それでいいですかね。はい、じゃあ後で。失礼しまーす」

・

潤「何だって？」

実咲「お酒飲んじゃってて、車運転できないそうです。二宮くん、家の住所教えるので家まで送ってもらえますか」

「はい、わかりました…」

潤「今日は俺たちの割り勘で。半分もらう」

「へいへい…じゃあ、あとはごゆっくり」

実咲「これ、住所です」

・

あーぁ、まさか好きな女をおんぶして家まで送るとはな

思ったより家がそんなに遠くなかったらよかった

〜ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

雅「…ニノ？」

「相葉さん？」