持続不可能な恋 (ページ6)

今日:12 hit、昨日:3 hit、合計:6,016 hit

＊会いたかったからページ6

櫻井翔side

A「改めまして、海星塾にようこそ。これからもよろしくお願いします。かんぱーい！」

「「かんぱーい！！」」

俺の隣でAがビール飲むスピードが早い

大丈夫なんだろうか

A「ぷはっ！でも、何で海星塾に来たの？他にもたくさん塾はあるのに」

「あー、それは、Aに会いたかったから」

・

やべ、こんな所で告白紛いのこと言ったらダメじゃん

それに、Aは本気で男を好きになったことがないし

特に俺なんか恋愛の対象として見てないんだろうなって

幼なじみは幼なじみでいた方が幸せなんだ

・

実咲「会いたかっただけで海星塾にしたんですか？へー」

A「あたしも会いたかった。一緒に働けるなんて思わなかったけど」

信五「何や、A先生と櫻井先生幼なじみなんか？」

「はい。すみません。会いたかった理由で海星塾に来てしまって」

信五「かまへん。たまたま英語の先生が別の塾に引き抜きされて困ってたんや。助かったわ」

実咲「引き抜き？あたしにはそんなこと一言も言ってくれなかったのに」

・

A「ごめん。引き抜きの件あたしも知ってた。大倉先生から口止めされてたの。実咲には言うなって」

実咲「マジか…ま、いいや。彼氏できたから気にしない」