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朝の日差しで目が覚めた。
時計を確認すると、9時を少しまわったところだ。
思ったよりも寝ていないな、と思いながら
1度身体を起こす。
また中途半端なところで目が覚めてしまったなぁ。
朝食の準備をしながら、溜まった洗濯物を
洗濯機に放り込む。
朝食はトーストと目玉焼き。
食後のコーヒーを飲みながら、
2度寝したら続きが見られるんだろうかと考える。
やっと核心に迫れたのに
あんなところで終わりたくない。
止めなくちゃ。
夢なのに必死になってどうするんだ、とは
もう思わなかった。
食べてすぐ横になるなんて行儀が悪いとは思うけれど、
どうかあの夢の続きを見られますようにと目を閉じた。
外は雨が降っている。
制服は衣替えをしたのか、夏服に変わっているようだ。
「これは、続きなのかな?」
「何1人で喋っとるん」
「え!」
隣を見ると大毅が、意味がわからないといった表情で立っている。
「あ、あのさ、大毅!
中間テストってどうなったっけ?」
「はぁ?もう1ヶ月も前のことやん」
「1ヶ月・・・」
「ほんま何言うとるん」
「そうだよね、ははっ」
だいぶ時間が飛んでいるみたいだ。
休み時間に大毅と話していても
前みたいにクラスメイトがコソコソと話すことはないようだった。
少しはマシになったのかな?
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作者名:ひろか | 作成日時:2019年11月30日 19時