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また、昔の夢だ。
今度は小学生の時の臨海学校。
大毅とは確か同じ班だったっけ。
海の潮水がしょっぱくて、ベタベタとした
身体が気持ち悪い。
大毅はよく日焼けしていて、
どこからかわかめを拾ってきて振り回している。
「ほら、A!見てー!
ロン毛ー!」
わかめを髪の毛に見立てて得意げに
見せびらかしてくる。
「ばかじゃないのー!」
「シゲって本当にガキだよねー」
私の隣にいた女の子たちが
ませたことを言っている。
「うるさいっ!お前らもガキやろー!」
「あんたと一緒にしないでよね!」
そういえば、これも昔の記憶通りだな。
確かこのあとスイカ割りをして
大毅が綺麗に真っ二つに割ったんだった。
大毅はクラスの中心にいるような
明るい男の子だったけれど、
この頃はモテてたかと言われると
そうでもなかったような。
私も、皆の前ではガキくさーいなんて言って
大人びた態度を取りたい時期だったと思う。
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作者名:ひろか | 作成日時:2019年11月30日 19時