30センチのカタオモイ

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有岡side



それから山田には避けられるようになった。



そりゃそうだ。



どうやって接したらいいか分からないのはお互い様。



俺だって心のどこかではまた一緒に喋りたい、仲良くしたい。



そう思っているのに。




どんな顔で接したらいいかなんて分からなくて、、、



俺も山田を避け続けた。




あー、山田と話したいー！


前みたいな関係に戻りたいー！



、、、でも。



そんなことが叶うわけなくて、、、


俺は今日もため息を1つついた。



伊 「どーしたのさ、大ちゃん、元気ないじゃん」


八 「そーだぞー！


あ、あれだろ、山田くん」



高 「あー、あの最近可愛いって評判の！？」



可愛いって評判、、、か、、、



嫉妬する権利なんてないのに、、、



嫉妬してしまう。




あいつには婚約者がいるんだ、、、


諦めないと、、、さ、、、



ダメなんだよ、、、



諦めたくはないけど、、、



バラバラの気持ち。




それは俺の心を蝕んだ。

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