30センチのカタオモイ

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有岡side



朝、今日は少し早めに着いた学校。


本当に早めに着いて良かったと思った。


いや、もっと早く着けば良かったと後悔した。




今日は1段と騒がしいなと思っていたら、そこに居たのは、前髪を切って、メガネを外した山田。



男子も女子もしきりに山田に話しかけてて、、、


ふつふつと怒りがこみ上げる。



それと同時に山田が取られるんじゃないか、山田に俺なんて必要無くなるんじゃなしかっていう不安が襲った。


衝動的に山田の手を引っ張り屋上まで連れてきて、ハッとする。



有 「、、、ごめん、、、」



山 「いや、大丈夫だけど、、、どうしたの？」



、、、やっぱり山田は優しい。



有 「いや、あのさ、、、メガネと前髪は？」



そう聞いた瞬間、山田の顔が曇る。

聞いたらいけないことだったのかな、、、



山 「やっぱり似合ってないよね、、、？」



え？

似合いすぎも似合いすぎ！
めちゃくちゃ可愛いんだけど、、、


山田は鈍感なのか、、、？

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