閑話休題 ページ27
side S
こくり。
楽屋の椅子で台本を読んでいたAが舟を漕ぐ。
うとうとしてんなーと思ってたけど、いよいよ寝そうやな。
かくんと首が傾いたAは立ち上がって、ぱちぱち瞬きをしてる。
大きな目に長いまつ毛がはたはたと動いて、それだけで絵になる。
「眠い？」
『うん…』
「起こしたるから寝ーや」
大きいソファは空いてる。
Aやったら丸まれば寝れんちゃう？
『むくむから…』
せやんなあ。
仕事の隙間時間の睡眠のネックはそこ。Aと正門はよく寝起きにマッサージしてる。
でもこの後もまだまだあるしなあ。
「ほんなら俺の肩で寝るか？」
『…ん？』
ソファの角にもたれて、隣をぽんぽん叩いてよぶ。
腕動かされへんくなるのはめんどいから、腕の中やったらええか。
「ここ」
『…ええの？ほんまに？』
「一回やってみ」
しんどかったら辞めたらいいし。
ソファの背もたれに腕を伸ばして、ちょいちょいとAを呼ぶ。
遠慮がちに座ってきたから片腕で細い肩を抱き込んで、俺の肩にAの頭が乗る。
「寝れそう？」
『うん…』
いそいそと体勢を変えて俺の首筋に顔を埋めるA。
うわ、すぐ寝た。いきなり重くなる左肩。
頭ってこんなに重いんや…
小「誠也くんてほんま、」
「ん？」
小「…Aには甘いっすね」
「…せやな」
我ながらほんまにそう思うわ。
なんでなんやろ、と思ったけど、よく考えんでも分かる。
こんな顔して俺がいっちゃんかっこいいって懐いてくるんやもん。
めっちゃ可愛いに決まってる。
小「こないだ後輩に聞かれましたよ、ふたり付き合ってるんかって」
「俺とAが？」
そんな風に見えるほど距離近いつもりはないけど。
「それなんて答えたん？」
小「そんなんちゃうよって言ったけど、でもよく考えたら有り得るなって」
「なんでやねん(笑)」
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はに(プロフ) - kkさん» わ~嬉しいですありがとうございます🥲思う通りに全然表現できなくて、伝わらないかなあと思いながら書いてたので本当に嬉しいです🥹🎀そこの関係性はもっと深くなる予定ですし、他にもでしゃばってくる予定です🌟ありがとうございます (11月9日 21時) (
レス) id: 8b923b9c56 (このIDを非表示/違反報告)
kk(プロフ) - はに様の更新を最近の楽しみにさせて頂いてます❤︎メンバーとの絶妙な距離感(特に💙や❤️)がめちゃくちゃ大好きです❤︎これからも更新楽しみにしています🥹💕 (11月9日 10時) (レス) id: 797470a670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はに | 作成日時：2023年10月11日 20時
