Wellcome to the !!!!!!!18-20 (ページ8)

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4月に控えた単独公演。その前に春松竹。

時間がないと思ってるのは私だけなんやろな。

歌えて踊れて、私の強みはラップ。
関ジュとして舞台に上がるには、それだけじゃ全然あかん。

「そんなに焦る必要ある？」

『あるよー、あたし何もできやん…』

「ええ！？そんなAちゃん初めて見た！」

どの口が言うてんの！と目の前の流星が騒ぐ。

歌とダンスは大前提。ここではギャグやコントはできて当たり前やし、そのうえで台本も書かなあかん。

演技の経験はあるけど、舞台でいきなり座長なんて。

エチュードやアドリブは勿論やったことない。

グループの方向性を考えるなら、楽器もできるようにならなあかんし。

もうすぐの春松竹の新喜劇に至っては、どんなちびジュより私はひよっこなわけで。

「何もできひんってどういうこと？俺から見たAちゃんて、何でもできるんやけど」

『一発ギャグもモノマネもできへん…一個も持ってない、』

「そんなん！できるようなるって！」

『そういうセンスない…おもろいもん出てこーへん』

「俺と喋ってる時めっちゃおもろいけど？」

ずっとふざけてるやん、ふざけへんかった日ある？とぶつぶつ呟く。

ちゃうやん、そういうおもろいとはまた違うやん…。大衆ウケするやつがいいねん。

『リチャくんとか、あんなん狡いわ…めちゃめちゃうまいのに、おもろいって何？』

「あーリチャくんは確かに…うまいし笑いも取れるし、すごいよな」

正直、怖くて全然喋ってないねんけど。

喋らずとも見て分かるのは、ダンスがめっちゃうまくて、歌もそつが無くて綺麗。それにあの見た目とキャラクターで、バラエティもいける。

ツッコミどころゼロ。