Wellcome to the !!!!!!!18-20 (ページ4)

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2018.11 ページ4

「Aが入るかもしらんって、言ってあんで」

『まじすか』

ハプニングや怪我はありつつもどれも小さなもので、それなりに順調な梅芸公演。

『今何人集まってるんですか？』

「４。A入れて５」

ひとりは末澤くんやろうな。

大倉くんが推してるのが伝わるから。

『４人はなんて？』

「まじっすかー言うてた」

『そらそうですよね』

予想外も予想外やろうな。

迷惑って思われてるよなあ、きっと。

「で、そろそろ答え聞かせてもらおかなと思ってんねんけど、どう？」

『…単刀直入に言えば。メンバーと話して、決めたいです』

「てことは、やりたいんや」

『…はい』

憧れたあの舞台。

憧れた仲間。

もし、叶うなら。

「んじゃあまあ、とりあえず今確定してるメンバーと会わせるわ」

『誰なんですか？』

「末澤、リチャード、正門、小島」

『えっ…』

「何？」

『いえ…』

ここにも、彼らの名前はないのか。

末澤くんリチャードくんがいて、大橋くん丈くんはなにわ男子で。

…彼らの名前も、ないのか。

なのに、私の名前が挙がってる。

本気なんや、大倉くん。

本気で、私が強みになると思ってる。

「そのための布石。次の松竹、Aの曲やるから」

『ぇ、メンバーはっ？…指導したいです』

「歌の？」

『はい』

大倉くんはにんまり笑った。

「上等やなあ」