2020.2.14 ページ26
『野郎ども〜手作りと市販どっちがいい〜』
福「…っまじで待ってた！！！！さすがA！！」
『へ？』
両手に大きな紙袋を抱えて楽屋入りすると、大きい目をさらに大きくさせた大晴に歓迎された。
あたしがチョコレートを持ってくるかどうかで賭けてたらしい。
『ちなみに誰が持ってこやん方に賭けたわけ？』
リ「やらなさそうやん」
福「いや持ってきますよAは」
末「いや、大晴にはもしかしたら用意するかもなとは思ったで？」
『ふーん、おふたりは要らないと』
正「こじけんも無さそう言うてたでなあ？」
小「ちゃ、なんか恥ずかしがりそうやん、そういうの。カッコつけてしなさそうっていうか」
『残念やけど、毎年流星と恭平にはあげてますー』
あと康二くん。
デビューして忙しいやろうし、今年はもう渡されへんから、デパ地下で買ったのを郵送してもらった。
室くんにも渡せるかな？
メンバー、なにわ、りとる、あとちびっ子たち。マネージャーさん。今年はほんっまに大量に作った。
『正門くんと晶哉はどっちに賭けたん？』
佐「そんなんもちろん、」
正「持ってきてくれる方に決まってるやんか」
『よし、いちばん最初に選んでええよ』
「「やったー！」」
福「ちょ、ずるい！おれも！」
小「手作り？なに作ったん？」
『読み上げまーす。
オレオバスクチーズケーキ。
塩キャラメルのビスケット。
レモンティーのクッキー。
チェリーパイ。
いちごタルト。
レモンレアチーズケーキ。
生チョコサンドクランチ。
オレンジピールのガトーショコラ。
フォンダンショコラ。
いちごのティラミス、以上』
「「「「「「まって？？？？？」」」」」」
うるさ。特に誠也くん。
正「そんな作れんの？」
『まる一日掛かりましたね。一昨日の夜から、関バリ聞きながら』
末「ちゃ、それもやけど、そんなに料理できんの？料理ってか、お菓子作り」
『好きですね、キッチン立つの』
小「え、料理すんの？」
『いや、お菓子専門』
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作者名：はに | 作成日時：2023年6月19日 13時
