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episode:79 ページ30
茉白side
目を覚ますと私は1人で部屋に居た。
やだ、誰もいないの…？皆どこ、？
……こんな暗い部屋は兄さんの事を思い出すから嫌。
冷たくて暗い部屋、身動きの出来ないアザだらけの身体、見向きもしない両親、狂気の笑みを浮かべる兄さん。
"お前は一生俺から離れられねぇんだよ。"
"お兄ちゃんの言うことは絶対だろ？"
"逃げるなよ、逃げたら足の骨折ってやるからな。"
今でも耳にこびり付く兄さんの声。
『ッ、聞きたくない……!!』
私はもう無我夢中で部屋を飛び出すと皆を探し始めた。
メンディー｢あれ？茉白どうしたの？｣
何も考えずに私は目の前に居たメンディーさんに思いっきり飛びついた。
『起きたら…っ誰もいないから……』
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作者名：緋扇
| 作成日時：2018年2月4日 22時
