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episode:44 ページ45
茉白side
『……まともに服も着れないの？』
私は肩を右側から涼太さんに、腰を左側から裕太さんに支えられて下のフロアへと降りていた。
裕太さんはタキシードのジャケットを肩に羽織っていた。
服も普通に着れないのかが疑問だわ。
裕太｢こっちの方が動きやすいんや。茉白は俺らから離れんといてな。｣
『ええ……。』
亜嵐｢ほら、行くよ。｣
亜嵐さんがフロアのドアを開けた瞬間女の人達の甲高い歓声が響いた。
玲於｢相変わらずうるせぇ……。｣
あまりのうるささにびっくりしていると、女の人達のほとんどが私を見ていた。
いや、正確には私の首にある赤い首輪を。
｢あの人が今回の…美人過ぎ…｣
｢羨ましい…代わってほしい…｣
私からすれば全然嬉しくない事なんだけど。
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作者名：緋扇
| 作成日時：2017年12月29日 23時
