戦闘訓練5 ページ21
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どうしよう。
どうしよう。
このままじゃみんな捕まっちゃう。
元はといえば私が油断したからで。
主「どう、しよう…。」
でもこんな軟弱“個性”で百ちゃん助け出して先生を撃退なんて絶対無理。
みんなへサポート系の歌を歌う？……いや、先生たちも強くなっちゃう。
他に出来ることはないの！？
……。
やっぱり私には無理なの…？
でも…せめて、百ちゃんを人質から解放したい。
相澤先生に尻もちをついてる私の姿は見えないはず。
ここなら先生に消されずに“個性”を使える！
相「降参か？開始早々終わるとかヒーロー舐めてんのか！？」
切「くっそ…！このままじゃ“個性”も使えねぇし、全滅を待つしかないのかよ！」
轟「こうなったら…！」
♪『響け！ コイする気持ち 世界に届け』
全「「「！？！？！？」」」
八「おとみやさ…いえ、Aさん…？」
轟「こう使うのがこいつの“個性”なのか。」
よかった。
全員聴いてるみたい。
立ち上がってみんなと距離を取る。10mくらい。
やっと新しい武器が使える！
腰から取り出した＜それ＞を地面に突き立て、今自分にできる1番の笑顔で息を吸った。
♪『泣き顔も 怒り顔も どんな苦しいときだって
君に会えば 笑顔にかわる』
普通科の友達が好きなアイドルグループ、HRO48のヒット曲。
なんでこの選曲にしたかっていうと、とっさに出てきたのがこの小っ恥ずかしい曲だったんだ。
だってよくCMで聞いてたんだもん！
明るいパステルカラーのような恋の歌。
思わず踊り出したくなるような可愛らしい曲だ。
…実際踊ってるのは私なんだけども。
♪『コイする気持ち 弾んで届け 君まで！』
上「なんか、アイドルの単独ライブみたいだな。」
峰「音宮なんだよその特技！オレ知らねぇよ！」
切「特技じゃなくて“個性”だっての。」
相「(こりゃちょっと厄介だな)」
♪『 溢れ出す とめどない 歌に乗せて 響き渡れ
この想い ────。』
芦「“個性”っていっても効果がわかんないね。特にアタシたちに変化ないし。」
八「ダミー…はったりでしょうか？」
轟「いや、違うな。」
♪『いつか 言える日が来るかな 淡い 甘い
コイって気持ち』
誰も耳を塞いではいない。
これなら全員に私の“個性”の効果が出てるはず！
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スコア(プロフ) - 間違えてました！すみません(＞＜)訂正致しました(＞＜) (2017年4月29日 22時) (
レス) id: 04646da9bb (このIDを非表示/違反報告)
kotomo(プロフ) - 爆豪の豪ちがいませんか？轟ではないと…私が理解し間違えていたらすみません！ (2017年4月18日 19時) (レス) id: 04605f6cef (このIDを非表示/違反報告)
オワタ(笑) - この小説、面白いのでどんどん更新してください！ (2016年8月12日 13時) (レス) id: 94a45105cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコア | 作成日時：2016年6月30日 7時
