プロローグ2 ページ3
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敵が向かってくる。
あと数メートルもない。
ボサボサ君の両耳をむんずと抑えて、H(ハー)の音を出す。
イメージするのは甲高い超音波のような音だ。
これは音を出している間、聞いている者の動きを止められる。
さらに距離が近ければ近い程、余韻となって音が消えても少々の間動けない。
敵「……っ！？」
敵の動きがぴたりと止まったのを見計らって、ボサボサ君の耳から手を離した。
ボサボサ君も敵が動かないのに気づいて、私を抱えて敵から距離をとった。
その間に他の子も動けるようになったようで、全員で総攻撃をして、なんとか勝った。
それを見届けてから気絶してしまったので、その後のことはよく知らないが。
「ちょっとA！！校長室呼ばれてるよ！」
あのあと、病院で治療してもらって家に帰った。
また平和に日常が始まるはず、と思っていたのに…。。
校「君を呼んだのは他でもない、ヒーロー科へ移動することになったからだよ！」
主「え…？えええぇぇぇえぇ！？」
日常は儚くも崩れ去るようです。
相「お前の担任になる予定の相澤だ。お前の“個性”は『歌』だな。聞いた者へ歌い手であるお前の意図した効果を与える。」
主「はい。ヒーロー向きでもなく、大した“個性”ではないはずです。」
ネズミのような犬のような、熊のような校長と一緒にいた長い黒髪がもっさりした男の人、相澤先生が説明し始めた。
相「そうだな。だが、この前の、緑谷や飯田、轟と一緒に遭遇したあの事件でお前の“個性”を敵側に知られた可能性がある。」
知られて困るような“個性”ではないのでは…？
校「この前の事件、動画が流れてるのは知ってるかい？なんとか敵は倒したけど、敵への支持者もで始めてる。君の“個性”を使えば、そんな支持者をもっと増やしたり、統率することもできるだろう？」
主「……っ！！そんなこと…！」
相「しないって言ったってな、人間脅されれば何をするかわかったもんじゃないからな。ま、とりあえずヒーロー科で力をつけつつ、ボディガードするってところだ。」
よもやそんな力が宿ってるなんて考えもしなかった。
そして私はヒーロー科へ移動することとなった。
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スコア(プロフ) - 間違えてました！すみません(＞＜)訂正致しました(＞＜) (2017年4月29日 22時) (
レス) id: 04646da9bb (このIDを非表示/違反報告)
kotomo(プロフ) - 爆豪の豪ちがいませんか？轟ではないと…私が理解し間違えていたらすみません！ (2017年4月18日 19時) (レス) id: 04605f6cef (このIDを非表示/違反報告)
オワタ(笑) - この小説、面白いのでどんどん更新してください！ (2016年8月12日 13時) (レス) id: 94a45105cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコア | 作成日時：2016年6月30日 7時
