プロローグ ページ2
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ヒーロー科の人達が職場体験をしているらしいということを友人から聞いた。
体育大会のときにヒーロー科の知名度がぐんと上がって、周りもファンがちらほら出来てきてて、聞いてもないのに教えてくれるのだ。
まぁ、私には関係ないんだけれども。
今は家庭の事情で保須市にいるから、もしかしたら誰かヒーロー科の子を見かけるかもしれないな。
…なんて思っていた数時間前の私を殴りたい。
私の視線の先には敵(ｳﾞｨﾗﾝ)。
街角の裏道でヒーローと敵が戦闘の真っ最中だった。
下手に動いて見つかるのは避けたい。
邪魔になるのは目に見えている。
敵は相当に強そうで、今来た男の子も動けずかなりやばそうである。
じりり、と後ずさったとき。
敵「民間人か。応援を呼ばれては面倒だな。」
主「……っ！」
見つかってしまった。
急いで表通りに走るが、頭を掴まれて吹っ飛ばされる。
主「…がっ…！」
痛みと衝撃で悲鳴もでない。
敵「民間人ではこれでもう動けないだろう。」
恐怖で体が震える。
怖い。痛い。
その時、もう一人男の子が増えた。
この人も大会で見た人だ。
3人のやりとりがかすかに聞こえる。
友達のために。
誇りのために。
だから、全力で戦うんじゃないか、って。
それでもみんなボロボロの体で。
主「…私だって、雄英の生徒なんだ…！」
起き上がれもしない体を引きずって、ボサボサ頭の子に近寄った。
？「…逃げて！」
ボサボサ頭の子はこんなときまで私のことを考えてくれる。
すごい子だな。
これがヒーロー…。
私は大した個性じゃないし、こんなことしか出来ないけど…。
さっと彼の耳元に口を寄せて、ハミングした。
私の“個性”は『歌』。
歌詞のある歌の方が効果は大きいけど、体力的にも状況的にも大声では歌えない。
ちょっとでも回復ができればいいけど…。
？「…体が軽くなった…！ありがとう。これでまだ戦える！。」
敵「何をした！もう一度動きを奪う！」
私達の動きに気づいた敵がこちらへ向かってくる。
また…どうしよう…！
主「こうなったら…！」
やるしかない！
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スコア(プロフ) - 間違えてました！すみません(＞＜)訂正致しました(＞＜) (2017年4月29日 22時) (
レス) id: 04646da9bb (このIDを非表示/違反報告)
kotomo(プロフ) - 爆豪の豪ちがいませんか？轟ではないと…私が理解し間違えていたらすみません！ (2017年4月18日 19時) (レス) id: 04605f6cef (このIDを非表示/違反報告)
オワタ(笑) - この小説、面白いのでどんどん更新してください！ (2016年8月12日 13時) (レス) id: 94a45105cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコア | 作成日時：2016年6月30日 7時
