秘密の生活…３ (ページ21)

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WEST side…

A「先に寝るねぇ～」

「「「おやすみぃ～、笑」」」

神山「ほな俺もそろそろ寝よっかな。笑」

幸「悪いんだけど…ちょっとみんな残ってくれ…」

岸「どうしたんすか？」

初めて幸に呼び止められビックリしたけど…
幸の表情を見た時になんとなく分かった奴が
何人かはいた…。

幸「お前らやAには大事な報告なんだが…
Aには隠しててもらいたいことがある…」

岸「それってまさか幸さん…」

重岡「あのことか…」

神山「なんや、二人とも知ってるん？」

重岡「俺はAと幸が話しとるの聞いた…」

岸「僕はAから少しだけ…」

流星「なんだよ？」

幸「……俺ここからいなくなる…」

照史「はっ？笑ちょっ…どー言うことやねん？笑」

幸「照史や淳太や崇裕が入学してきた時、
俺はお前らの執事としてあの学園に行った…
そして大毅､智洋､流星が入学して新たに揃い…
望とAまで入学してWESTが揃った…
Aは小さい時に離れて会わなくなったけど…
あの学園で再会できて…そばにいれてよかった…笑」

幸が話しとる間…誰一人口を開こうとはしなかった…

幸「これからもそばでお前らがあの学園を
卒業する姿を見守っていたかったけど…
もうすぐでそれが出来なくなる…」

岸「……何処に行くんすか…？」

幸「それは言えない…でも遠いところだな…笑」

望「もう二度と会えへんとか…言わんよな…？」

幸「言わないよ。笑会える時は必ず会いに行く。笑」

淳太「……何でAには言わないん…？」

幸「またあいつに別れを言いたくないからな…笑
小さかったからってのがあるかもしれないけど…
前に別れた時…泣きまくって俺から離れなかった…
またそんなAの姿を見るのが辛いんだ…笑」

濵田「だからって黙って行くん…？」

幸「男としてそんなことするのは
情けないって分かってる…」

照史「やったら何か一言でも言ってやりーや…」

幸「お互いのために言わないでいいんだ…笑
きっとAだって分かってくれるはずだ…笑」

重岡「……いつ出て行くんよ…？」

幸「旅行に行った日に出て行こうと思ってる…
だからもし俺がいなくなったことをAが
知ったら…お前らで支えてやってくれ…。」

「「「……………。」」」

幸「お前らの執事をしてきた俺から
言えることじゃないけど最初で最後のお願いだ…」

本当はここで誰か一人でも断れたはずだ…
でも俺たちは幸の願いに反対を出来なかった…