バカ野郎… ページ44
先生「位置について！よーい…」
〈パァンッ！〉
「「「行けぇー！」」」
足が着く度にやっぱり激痛がして…
走った距離が伸びるほど痛みは増した…
A (後ちょっとだから耐えないとっ…汗)
そんなことを思ってる時だった…。
？「邪魔っ…笑ﾎﾞｿｯ」
〈グイッ…〉
A「ぐっ…汗」
さっき足を踏んできた人がわざと近付いて来て
また同じ足を踏んできた…
望「Aっ！汗」
望の声で『バレたらいけない』と思い…
何とか転けずにすんで追い越し…
やっとゴールにたどり着いた…
男1「うっしゃー！ 赤ブロ優勝もらいー！笑」
女1「有沢さんすごーい！笑」
A「はぁっ…はぁっ…汗」
体力には自信がある方だったけど…
靴にまで血が滲んでくるほど傷だらけの
足をかばって走るのは辛すぎた…
男2「おい有沢やったな！笑」
A「ありがとうっ…笑」
女2「有沢さん足速いのね！笑」
A「そんなことないよっ…笑」
望「Aっ！ お前ぶつかられたのに
よく転ばないで耐えたやん！笑」
A「あんなの余裕だよっ…笑」
望「A…どうしたん…大丈夫か？」
A「大丈夫だよっ…笑」
望「あの時足捻ったんか？
……ってその足どうしたんよ？！汗」
A「どうもしないよっ…笑」
望「嘘つけ！ 血だらけやんかっ！汗」
A「大丈夫だからっ…黙ってて…汗」
望「無茶しゃーがって…先生！
有沢ケガしてるんで連れて行きます！汗」
先生「本当か？！ 大丈夫か？！汗」
A「大丈夫ですっ…笑」
望「大丈夫ちゃうやろ…行くでっ…」
A「ちょっとっ…汗///」
女「「「キャー！/////」」」
こんな大勢の目の前で突然望にお姫様抱っこをされ
上で見てた他のWESTメンバーは走って席を離れた…
A「降ろしてっ…汗///」
望「こんなケガしてるんやから降ろせるか。」
A「みんな見てるからっ！汗///ﾎﾞｿｯ」
望「バカ野郎。んなことどーでもええ。」
A「バカ野郎はどっち！汗ﾎﾞｿｯ」
大学からも応援しに来てくれてる人がいる中…
あのWESTの小瀧望にお姫様抱っこをされる私…
こりゃさらに目立ってるよね…汗
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作者名：RainboWEST | 作成日時：2019年8月28日 5時
