幼馴染み… ページ31
突然望に腕を引っ張られて
何も喋らずに外の庭に来た…
望「ブランコ好きやったろ？笑 乗る？笑」
A「あれは小学生の時だけ、笑
ってか急に連れ出してなに？笑」
望「さっきのお父さんの話。笑
お前結構気にしてるやろ？笑」
A「別に…？笑」
望「どーせお前のことやから？笑
『ほんとうに好きなことしていいのかな…』
とか色々考えてるんやないん？笑」
A「いいえ、笑」
望「お前俺を誰やと思ってんねん？笑
お前の幼馴染みで金持ちの小瀧望様やぞ？笑」
A「そうですね、笑」
望「だから隠してもバレバレやぞ。笑
俺には正直になんでも言えって言うとるやろ？笑」
A「……ありがとう…」
望「んもぉ〜泣くなや〜？笑」
A「泣いてないっ…」
望「今は色々考えてごちゃごちゃやろうけど
Aのお父さんが望んでくれてんねんから
迷わず好きなことしてったらええんや。笑」
A「うんっ…」
望「それに跡継ぎとかならん方がええで？笑
バリクソ頭使うし大変になるからな？！笑」
A「そうだね…笑 望もお父さんに言われてから
毎日頭抱えて悩んでたもんね…笑」
望「せやで？！ 覚えなあかんことばっかで…
ほんま頭パンクするかと思ったわ…」
A「今は大丈夫なの…？」
望「大丈夫ちゃうわ。もう頭に入らん。笑」
A「それじゃダメじゃん、笑」
望「せやから毎日怒られとる。笑」
A「だろうね、笑」
望「……ふっ…笑」
A「なに？笑」
望「お前はやっぱ泣いてるより笑っとる方がええ。
泣いたらもっと酷い顔しとるから。笑」
A「何それっ！」
望「ごめんて！笑」
A「待て！背たかのっぽ！怒」
望「ほんまにごめんて！笑」
望は昔から何かあるとこうやって何も言わなくても
すぐに理解してくれて理解してくれて望なりに
慰めてくれて最後はこうやってふざけてくる…
たまに本気でムカつく時はあるけどこれが望なりの
励まし方だって分かってるからキレはしないよ？笑
〈グイッ！〉
望「苦しいっ！汗 首はあかん！汗」
A「……ありがとう…ﾎﾞｿｯ」
望「……おん…笑」
お互い素直に言えないこともあるけど…
幼馴染みだから言わなくても分かることがある。笑
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作者名：RainboWEST | 作成日時：2019年8月28日 5時
