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雅紀 side
お昼休みが終わると5、6時間目は『言語の時間』。
この授業は人とのコミュニケーションが上手く出来ない2人にとってすごく重要で、最初の1時間は和也先生が出すカードの文字を読む事から始めるんだけど...
和「翔くん、座ってください。」
翔「だって分かんないもん！」と興味がない事には見向きもせず教室内を走り回る翔くんと
和「智くん、これなんて読む？」
智「ふぇ、ぐすっ...」と『分からない』事を伝えられず、泣き出してしまった智くん。
そんな2人の行動に
潤「翔くん。先生教えてあげるから、イス座ろ？」
「智くん泣かないで？ゆっくりやれば大丈夫だからね＾＾」って1時間の半分ぐらいを宥めるのに使うのはいつもの事。
でも最近は
潤「ほら、赤色で書いてあるよ＾＾」
雅「あっ、お魚さんだ！嬉しいね＾＾」ってそれぞれの好きな色や物を駆使して何とか気を引くことで僕達も安心して授業を進めていけるようになったんだ。
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作者名：みのり | 作成日時：2016年10月10日 18時
