いつもとなりに (ページ22)

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そのまま下を向いてしまった智くんに何も言えずにいたら
雅「智くん。お歌、好き？」って突然智くんの目の前にしゃがんで問いかけた雅紀先生。

その言葉に
智「おうた、すき。」って迷わず首を縦に振ってくれたから『これはいけるかも...』と思って俺は思い切って話してみたんだ。

「先生、智くんのお歌聞きたいな＾＾音楽会で歌ってくれる？」

その言葉を聞いてまた下を向き考えこんでしまった智くん。
でも潤先生、雅紀先生、そして珍しくその場に立ち止まった翔くんはじっと智くんの言葉を待ってたんだ。

そして2分後
智「...おうた、うたう。」って俺を目を見た智くんの目に迷いは全くなく
雅「歌ってくれるの？先生嬉しいな～＾＾」
そう言った雅紀先生はいつもの満面の笑みで智くんの頭を撫で、潤先生も翔くんの手を握りながら潤「良かったね～＾＾」と微笑んでいた。

その後翔くんにも隣で手拍子をしてもらう事を話した。
翔「大きい音...する？」って最初は不安そうだったけど
潤「ヘッドホンつけてもいいよ＾＾」っていう条件を出したら
翔「僕がんばる～！」とすぐやる気になってくれて、本番までの1か月間俺達は2人に最高の思い出を作ってあげようと必死でサポートしたんだ。