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星劇19 ページ22
「…ん…。」
目を開けると、白い天井だった。
辰「！栄吾、良かった。目が覚めたんだね‼️」
「辰己…。こ、ここは…？」
辰「医務室だよ。野良の死体の中で、栄吾、倒れてて、びっくりしたよ」
「いむ､しつ…」
ぼうっと、その言葉を聞くと、ハッと、目が冴えて、起き上がる。
「あの、虎石は…？」
そう聞くと、目を伏せる。
辰「……一命はとりとめたよ。でも、容体がひどくなるかも…。今日が峠になるって…」
「私のせいで…」
辰「栄吾のせいじゃない…。でも、自己回復できる筈なのに…。全然、傷が治らないんだ」
すると、黙っていた戌峰が話す。
戌「多分、虎石は、最近人間の血を飲んでないんじゃない？」
「え…？」
戌「人間の血ってね、力の源なんだよ。全く飲んでいないってことは、虎石に自己回復の力が今無いんだよ。」
「そ、そんな…」
辰「行ってきな。虎石の元へ」
「え…？」
辰「助けてやって、俺達の仲間を！誰一人失わせない」
「は、はい！！」
虎石の病室に向かう。
虎石はベットの上で苦しそうにしていた。
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作者名：霜天睦花 | 作成日時：2019年6月11日 13時
