もう1人の車椅子は誰？3

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次の日＿＿＿


『第2バスケットボール部』


はぁ？

意味分かんない。

当然のことながら、生徒会メンバーは混乱していた。


まーたお兄ちゃんが生徒会長に何か仕組んだんだろ。

これ、いわゆる下剋上じゃん。

…って、出来るのかなあ？

そこが疑問だ。


クラスメートが、その試合をすると騒いでいて、体育館へ向かって行った。

…どれだけ急なんだ？

先生達も時間の許可を取ったっていうね……。

しかもルールが、第2バスケチームが1点でも取れたら勝ちというもの。

負けたら、全員スポーツ刈り。

…まー、随分と甘い罰だこと。

カツラを被っちゃえばいい話なんだから。


私は遅れて体育館に入って行った。

…やっぱり、結果は当然の如く、大差で点数が離れている。

しかも、得点が未だ0点だ。


ハーフタイムになり、生徒会長はカバの被り物を身に付け、演説を始めた。

…何気に、その被り物、似合ってるよ。

キュートな顔にベストマッチ！

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