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しばらくして、
「デリシャース!」
という声が響いた。
けっこう聞いててスッキリする。
もう食べ終わった為、車椅子を押した途端、大きい音がした。
その方を見ると、テーブルが大きくずれている。
軽く息を切らした、あの時の男の子。
…そう、髪の毛を青く染めて、束ねたあの人。
けっこう短気なんだね。
私はお構いなしに車椅子を進めたが、後ろから大きな足音が。
荒れているから、プラチナだな。
車椅子を脇に寄せて止まり、何かをするふりをした。
その時、イヤホンから声が聞こえた。
彗『どーだい、あのバカの様子は?』
A「生徒会長のこと?
…ええ、成功した」
後ろからプラチナが来ている為、小さな声で話す。
…お兄ちゃん、声大きいよ。
彗『やあっぱりなあ!
相当なアホづらをしてただろ?』
A「…一緒に行動してないから、分かりませんよ」
お兄ちゃんは、そうかそうかと言ってすぐに通信を切った。
…自分勝手。
後でしばいてやる。
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夏衣悠斗(プロフ) - ファイト (2015年4月7日 11時) (レス) id: 6525e9a48c (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 面白いです!頑張ってください*\(^o^)/* (2015年4月6日 18時) (レス) id: e08f16bc6e (このIDを非表示/違反報告)
(*^_^*) - 頑張って下さい♪応援してます! (2015年4月4日 17時) (レス) id: 6f715a7977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LongMine | 作成日時:2015年4月4日 1時