７：笑い声 ページ9
ー廊下ー
貴)「ねぇ、黄名子？」
黄)「ん？どうしたやんね？」
貴)「この学園は・・・ひどいやつばかりじゃないのね」
黄)「どうしたやんね？急に・・・(クスッ」
貴)「私、変えて見せる・・・スクールランクなんて潰すから」
黄)「まだ・・・＊＊＊のこと引きずってるやんね？」
貴)「うん・・・だってあいつは罪ないのに・・・ううん、やめておこう？」
黄)「・・・やんね？」
貴)「教室行こうか・・・？」
黄)「うん」
ー教室ー
ガラッ・・・。
狩)「あははははははははははっっっ」
剣)「いいざまだな」
輝)「うっ・・・やめてください」
狩)「もっと、綺麗にしてやるよ(ニヤ」
狩屋が影山に振りかざしたモップを持った手を受け止めた。
貴)「何してんの・・・？」
狩)「あぁ、A・・・輝くんがさぁ、汚くなってたから拭いてあげてるの」
雨)「えらいでしょう・・・？A(ニコッ」
貴)「・・・・・・・そうだね・・・。」
輝)「A様？」
黄)「A！？」
貴)「本当に君たちは・・・さいてーな男達だなっ！」
雨)「輝くんが汚かったから拭いてあげただけなのに・・・なんでサイテーなの？」
貴)「汚かったとしても・・・モップで拭くバカな奴いねーだろーよ！」
狩)「なっ・・・AＡクラスだろ！？なんでＣクラスの味方してんだよっ！」
貴)「当たり前でしょう・・・？私はあんたたちの味方じゃあないもの」
剣)「っっっ！！！」
貴)「立てるかしら？」
輝)「はい・・・ありがとうございます」
貴)「あら、まだいじめたりなさそうね・・・いいわよ？じゃあいじめの辛さ・・・私が特別に味わわせてあげるわっ・・・さっき、あんたたちが楽しそうにやってたこのモップでね！」
雨)「何を・・・するつもり？」
貴)「黄名子、抑えて」
黄)「オッケーやんねっっ！」
ガッ・・・。
剣)「なっ・・・やめろ黄名子！！」
黄)「大人しくするやんね」
クルっ・・・ニコッ
貴)「影山くんっ・・・狩屋くんを抑えてくれないかな？」
輝)「えっっ・・・。」
狩)「輝くん・・・抑えたら・・・わかってるな？」
貴)「さぁ・・・命令よ、抑えて」
輝)「〜〜〜っっっ」
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作者名：水無月 紅音 | 作成日時：2013年6月19日 18時
