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限界 ページ37

ヒョクチェ君はそこまで一気に話して、寒さに鼻を赤くしながら最後に言った。


「要は、きみのお姉さんのことが好きなんだ」


下唇を噛んで、少し離れたところにある砂場を見ているおだやかな横顔は

きっとAのことを想っているのだ。


…これは、新手のサプライズ告白なのだろうか?

本当は私がAだと分かっていて、

彼はこんなことを言ってるんじゃないか?


嬉しいのか悲しいのかわからなくて、

とにかく恥ずかしくて、とても寒いのに顔が熱い。


「あれ?ミナちゃん顔赤くない?風邪?」


こみあげてくるいろんな気持ちをうつむいてこらえているというのに、

心配そうな、真ん丸い目が私の顔を覗き込む。


恥ずかしい。ここでAだとばらすのは、あまりにも恥ずかしすぎる。


「…ヒョクチェ君のこと嫌ってなんかないよ、絶対に」

「またまた、俺をなぐさめようとしなくていいよ?」


顔を離して、へへ、と笑うヒョクチェ君を、寒さに震えながらそっと見上げた。


「そういえば、ミナちゃんって声だけはAに似てるんだね?Aと喋ってるみたい(笑)」


寒さではない、別の赤みをもったその照れた横顔が愛しいと思った。


私がAだ!!と自分の家にまで届きそうな声で叫びたいようなきもちだ。

それでもヒョクチェ君は理解してくれないだろうなあという妙な確信に

頭がくらくらしてきた。

もしかしたら風邪をひいたのかもしれない頭痛とめまいだった。


「ミナちゃん?!だいじょうぶ??!」


―――あまりの寒さで、私のからだもこころも、もう限界だった。

お母さん→←鰯の想い



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設定タグ:SuperJunior , ウニョク , ヒョクチェ   
作品ジャンル:タレント
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くまこ(プロフ) - qooさん» ありがとうございます〜!面白い、というコメントは本当に嬉しく、元気が出ますね?また読みに来てもらえたら嬉しいです^^♪ (2012年11月22日 0時) (レス) id: 8efeb42c0a (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - taemhanさん» コメントありがとうございました^^最後の方、更新が遅くなったり書いたり消したりと、ちょっと焦らしてしまったようで反省しております…続き、楽しく呼んでいただけたのなら作者も嬉しいです! (2012年11月22日 0時) (レス) id: 8efeb42c0a (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - hitotinnnさん» いやあ、鈍感なヒョクも、さいごは良い男になれました…かな?(笑)コメントありがとうございました^^ (2012年11月22日 0時) (レス) id: 8efeb42c0a (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - トゥントゥイ。さん» 面白いなんて、本当にありがとうございます!!><完結前で行き詰ってたとき、とても励みになりました〜^^ありがとうございました! (2012年11月22日 0時) (レス) id: 8efeb42c0a (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - えええさん» 更新、コメントをいただいたりして励みにしながらどうにか完結させることができました!コメントありがとうございました!! (2012年11月22日 0時) (レス) id: 8efeb42c0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2012年11月7日 2時

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