学園の女王と呼ばれて…

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有岡side




有岡「遅いよ。A。」


俺はドアの前でAを待ってる。いわゆる出待ち的なものだ。


(ドアの開閉音)

『ただ……キャッ。大貴…。ただいま。』

(ｷﾞｭｯ)

『えっ？』

有岡「遅い。心配したじゃん。」

『ごめん。』

有岡「許さない。」

『離してくれなきゃあがれない。』

有岡「充電。」

『あっ…。』

(回想)

山田「充電。」

『はぁ。』

(回想)

『まさか大貴。嫉妬？』

有岡「ちっ違う！」

『嫉妬かぁ。大貴もそんな年頃なんだね。』

有岡「うるせぇ。Aは？好きな奴とかいねえのかよ。」

『いない………………わけないでしょ？いる。』

有岡「意外だな。Aに好きな人とか。」

『鼻で笑ったわね？もう大貴！』

有岡「うわぁ！」

薮「あ。A。おかえ……。」

有岡「薮。かくまって！」

薮「はぁ？」

『大貴。人の後ろに隠れちゃうんだ。』

有岡「むぅ！」

伊野尾「暴れないのぉ。」

八乙女「そっか。大ちゃんが泣きそうな顔してたのはAか。」

有岡「あ！言わないでよ！」


恥ずかしい。Aに知られたくないのに…。


山田「あ〜あ。ドンマイ。」

『フフッ。はい。大貴。』

有岡「え？」

『オレンジジュース。どうぞ。』

有岡「ありがと！A！」


なんか嬉しい！！

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