身分制度。23 ページ24
ren side.
学校に行っても、もう俺はあいつらとおらんかった
その代わり、
｢ 永瀬ー、ご飯食べるよー ｣
岸｢ 俺がAちゃんのとなりだから
お前は秋元さんの隣な ｣
明らかに秋元は嫌がってたけど、
俺は秋元の隣に座った
それから楽しくご飯を食べて、
俺たちは放課後を迎えた
佐藤が岸を置いてどっか行ったから、
気になって後をつけてみた
向かった先はおなじみの体育館倉庫
しばらくして現れたのは
｢ やっぱりあんただったんだ ｣
神宮寺やった
神｢ あーあ、バレるの早かったな ｣
｢ どういうつもりなの？ ｣
神｢ 俺さ、白石と西野が死んでも全然
動揺しないお前に興味持ったんだ
だから、ちょっと仕掛けてみただけ ｣
ふたりの会話の内容が全然わからん
仕掛けたって、何をやろ
神｢ ストーカーに苦しんで死ぬと思 … ｣
それを言い終わるより先に
すごい速さで佐藤の腕が神宮寺を殴った
神｢ いって … ｣
佐藤の顔は怒りに満ちていた
だけど、少し悲しそうにも見えた
｢ あんたバカなの？
確かに、私は死んでたかもしれない
だけど、大事な人が私にはいる
そこは計算に入ってなかったの？ ｣
神｢ … っ ｣
その時、初めて神宮寺の涙が見えた
神｢ 俺だって、廉や玄樹や紫耀を大事だと思ってた
だけど、向こうは違ったんだよっ … ｣
俺は衝動的に身体が動いた
そして神宮寺のところまで駆け寄る
廉｢ ばか神宮寺！
何で信じひんねん！
俺かてずっと大事なやつやと思ってたわ！ ｣
神｢ 廉 … ごめんな ｣
きっとそのごめんは、いろんな意味が含まれてる
その一言の深さを感じて、俺は手を握った
廉｢ スクールカーストなんてアホなこと、
さっさとやめよう ｣
神｢ うん ｣
神宮寺は佐藤にもちゃんと謝った
神｢ けど、佐藤の唇すっげえ柔らかかった ｣
その一言のせいで、また殴られてたけど
でも、それがめちゃくちゃ楽しい
何年ぶりやろ
こんなに無垢な気持ちになれたのは
久しぶりやわ
こんな友達ができたのは
多分、幼稚園の時以来やな
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僕バナなぁ(プロフ) - すごいいい話ですね。こんな学校が実際にあったらいいのに、こういうのを見ると、なんでいじめってあるんかなって思います。 (2020年6月14日 14時) (
レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
みー - すーごく面白かったです (2019年12月27日 14時) (レス) id: 399d9ccc7c (このIDを非表示/違反報告)
く - 展開早くね？人いじめてる奴がそんなすぐ変わるか？ (2019年7月6日 12時) (レス) id: aa34414ff5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 初っ端からご都合主義展開過ぎてつまらん (2019年3月7日 2時) (レス) id: 633f946c14 (このIDを非表示/違反報告)
m √(プロフ) - すごく鳥肌が立ちました。面白かったです！ (2019年1月1日 3時) (レス) id: a006a5205c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっくー。 x他2人 | 作成日時：2016年5月17日 11時
