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バレンタインチョコを渡してみた。


「え、バレンタイン?ああ、そういえば女子がよーけくれたわ。…ちょちょ何怒ってるん!!…Aが貰うなって言うたんやったら貰わんかったのに。」


色々な女子から既にもらっていて、やっと貰えた本命にも少し冷たげに接する割に最後は少し拗ねてふくれっ面こーちゃん。


「ありがと!ふふ、うれしい。え?あー、他のチョコ、は貰ってない。…Aのだけ欲しかったから」


やけに嬉しそうに微笑んで、大切そうにチョコの箱を持って甘い言葉を囁くカイくん。


「あ、ユーキにでいい?……え、俺に?…ありがとうみょうじさん」


ユーキに渡すと勘違いして船津くんの、と言うと焦ったように顔を赤らめてありがとう、と呟くリョウガ。


「あ、A。チョコ?さんきゅ、…よっしゃ、」


ぶっきらぼうに貰ってくれて、脈ナシかと思いきや耳は真っ赤で小さな声でよっしゃ、と言うツンデレマックスタクちゃん。


「えー!俺に!?嬉しい〜!Aちゃんのチョコ欲しかったんだ〜、お返し楽しみにしててね!」


にこにこ笑顔で受け取ってお返しを期待させるユーキ。


「うわ、え?俺に?ほんと!?嬉しい〜、ありがとう!!食べていい?」


袋ごと抱きしめて嬉しそうに言うと、その場で食べていい?と袋を開け食べると美味しい〜って感想をくれるユースケ。


「チョコや〜!くれるん?ありがとう。…俺もAに作ってん。逆バレンタイン。…貰ってくれる?」


チョコを渡すと微笑んで、実は俺も、と少し照れながら渡してきてくれるタカシ。

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作者名:逢琉 | 作成日時:2018年2月5日 14時

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