まつおくん ページ22
今日は友達と遊ぶ!って彼女からのメッセージ。
楽しんできてな、俺もバイト行ってくるわと送ってバイトに向かって歩き出す。
「おつかれさまでーす、」
緑色のエプロンをしてカウンターに入り注文を取る。忙しいなあ今日、、
「はい、フラペチーノ1点で、470円になります。」
カップルや友達同士で和気あいあいと話してる姿を見つつフラぺのホイップをちょこんと作るとお客さんに渡す。
「松尾くん、今日早上がりだよね。21時には上がっていいから」
「あ、ありがとうございます。」
言うてもう19時やしもうちょいやな、と帰らはったお客さんのテーブルを拭いたり自分の業務をこなすとぽつぽつとガラスに雨がぶつかるのを見る。
「うわ、雨や」
傘もってへんのに、そういえばAは持っとんのかな濡れてへんやろか。
大丈夫かな〜、とか思ってるとドアのベルが鳴る。
「いらっしゃいませー、っあ、」
そこには手を振ってくる可愛い彼女。
「Aどうしたん?」
「え?や、傘届けに来た、無いかと思てんけど」
「…ありがとう、」
「ついでに飲んでく。何時まで?」
「21時」
ほな待ってる。って笑ってレジでバニラフラペチーノを頼んで席につく彼女のカップにたくさんのハートマークを散らして描いた。
(なにこれ、)
(サービスやで)
(ハートマークいっぱいやん、)
スタバ店員やでちゃんしっくりき過ぎて、、!
小さい子にはホイップめいっぱい盛って欲しい、、
女子高生にはチョコソース多めにしときました、って言いながら口に指持ってってしー、ってしてほしいです、、ありがとうやでちゃん、、
279人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:逢琉 | 作成日時:2018年2月5日 14時