【ONEPIECE】太陽の天竜姫【02】

第43話：天竜姫の日常〜姐さんと一緒〜 ページ4

Aが独断で船を飛び出し破壊行為を
行う以外は、ハートの海賊団との共同生活は
思いの外上手くいっていた。

始めはやはり天竜人、それも太陽の天竜姫なんて
匿えば全世界を敵に回すようなとんでもない少女
相手に船員はぎくしゃくしていたが、
『挨拶ができる』『分からない事はすぐに聞く』
『礼を忘れない』１５歳の年端も行かぬ少女と遜色ない
純真さと素直さを併せ持つAに彼らはすぐに
慣れていった。

彼らと共に過ごす内に徐々に慕われていくように
なっていくA、中でも特に彼女を気に入り
気にかけているのは………。










？？「A！洗濯まとめて干すから来な！」

A「ああ、イッカク君。直ぐに行くよ！」

？？「イッカク君〜？」

A「あ。えー……ね、姐さん……？」

？？「よし！」



ハートの海賊団唯一の女性船員、イッカクだ。
男所帯のハートの海賊団にはこれまで女性が
１人しか居なかったがAが来た事で妹が
できたように思っているのか、他の船員よりも
輪をかけてAを可愛がっている。
船長であるローもAの女性特有の世話に
ついてはイッカクに一任している所があるのだ。



イッカク「政府だろうと誰だろうとAに手を出す
馬鹿が居たらあたしを呼びな。ぶっ飛ばしてやるから」

A「ふふっ、ありがとう姐さん。けど僕も
やられる前にやるから大丈夫さ」

ペリカ「………なんかA、ちょっとだけ性格が
過激になっちゃいねェかァ……？」

ペンギン「まあイッカクがあんなんだから少なからず
影響あるんだろうなあ」

シャチ「Aちゃん、最近どんどん笑うように
なって……あんな過去があったのに」

ペンギン「俺らと過ごしてて楽しいって思ってくれてんのかな」

ベポ「思ってると思うよ。こないだもAを
お腹に乗せて昼寝したし」

ペンギン「はァ！？」

シャチ「ずるいぞお前！！」

ベポ「すいません……」

ペリカ「オイオイオ〜イ！！オイラの目の黒い内はAと
イチャイチャなんざ許さねェぞォ！」

ペンギン「なんでお前の許可がいんだ！！」

ペリカ「相棒だからだよォ！！」

シャチ「うるせえペリカン！！」

イッカク「喧しいあんたら！！邪魔だから出ていきな！！」

A「ふふっ、皆賑やかで楽しそうだ」

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