第66話：天竜姫の敵を潰す為に ページ30
イッカク「あたしがAに同行する
許可が欲しいんだ」
食堂を出てすぐの廊下でイッカクが告げた。
何よりも真剣な目をしてローを見つめている。
ロー「！」
イッカク「天竜教がどれだけ危険かは分かってる。
仲間を危険に晒す訳にもいかない………無理は承知だよ。
けどこのままあの子を１人で行かせたら絶対
後悔する！だから……！！」
ロー「おまえも太陽屋も行かせねえ」
イッカク「ッ……キャプテン！！」
ロー「今すぐ全員を食堂に集めろ」
イッカク「！」
ロー「太陽屋を１人で行かせられない理由がおれにも
出来た。作戦会議だ」
A「えっ、ちょっと待ってくれ。君達が着いてくる理由は
無い筈だ。これ以上迷惑を掛ける訳には………」
あれから食堂に船員を集め、Aのヴァギュリア市国
陥落計画に一役買う事を満場一致で決定した後、全員が
甲板に出ると件の彼女は大きな動きで準備運動をしている
最中だった。
邪魔になると判断したのかツタンカムのーーー陽光の
黄金船団のトレードマークが描かれた特徴的な上着は
ペリカの横に折り畳まれており、ノースリーブからは
すらっと健康的な長い腕が伸びている。
上着を脱いだ事により抜群のプロポーションが目に見えて
分かりロー以外の男性船員達がドキドキしている中、
イッカクの声がそれを掻き消した。
イッカク「何言ってんだい今更！こんなとんでもない国に
あんたを１人で行かせる訳ないだろ！」
ペリカ「アネゴ……！」
A「ここで待っていてくれれば１週間で帰ってくる！
もし失敗したら君達は確実に殺されるぞ！！」
ペンギン「Aちゃん、俺達は泣く子も黙る
ハートの海賊団だぜ？」
シャチ「失敗なんてありえねえ。なんせこっちには
Aちゃんと、最高の船員達と！」
ベポ「キャプテンが付いてるんだから！」
A「で、でも……」
ロー「太陽屋、おまえ本当に１人でこの国を潰せると
思ってんのか？」
A「！」
ロー「おれ達は海賊だ。使える物は何でも使う。そして
進む先に立ち塞がる奴は誰であろうと潰す………おまえは
海賊じゃないがこの船に乗っている以上はおまえにも
同じ事が言える」
A「トラファルガー君……」
ロー「おまえの敵をぶっ潰す為におれ達を使え太陽屋。
何も役に立たない無能はこの船には乗ってねェ」
ーーー死の外科医は挑む。
思いがけない早さで邂逅する事になるかもしれないが、
愛した人の敵に繋がる闇に。
第67話：天竜姫の停泊→←天竜姫の小話�あ┘離戰襯蹇爾力奪▲�
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - 続きなかった…どしてなして (10月26日 10時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるめ(プロフ) - ベルモットさん» 今後の展開への参考にさせていただきたいです！ありがとうございました！これからも続きますがご一読いただけると嬉しいです！ (2023年1月22日 22時) (レス) id: fc1817ec45 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるめ(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます！この話を作ったきっかけがワンピの神（天竜人やエネル等）ろくでもねえな！それを否定する子を作るか！という考えだったんですが、ベルモットさんのお言葉にハッと発見がありました。 (2023年1月22日 22時) (レス) id: fc1817ec45 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 意味合い的な意味ですが、神様も仏教的な意味もあり、外国ではカトリックもありますし、「何を信じるか？」によって高尚なものは生み出されると思います。 (2023年1月22日 15時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。夢主が天竜人出身と珍しい設定で斬新さを感じながら読みました。小説内で世界に神はいない。とセリフでありましたが、神が居ないなら創れば良い、変わりに神になってやる。などの価値観構築も出来ると思いました。 (2023年1月22日 15時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶるめ | 作成日時：2022年11月21日 19時
